端午の節句~端午とは
端午(たんご)は、五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の1つです。
日本では端午の節句に男子の健やかな成長を祈る風習があり、現在では国民の祝日「こどもの日」5月5日に行われる行事です。
端という文字は「はじめ」という意味を持っています。
端午は5月最初の午(うま)の日のことを意味しており、午(ご)の音が数字の五に通じることで、
5月5日が端午の節句として定着したようです。
端午の節句のお祝い
お祝いに食べる物
5月5日端午の節句当日にお祝いするのが通常ですが、前の日の晩にお祝いするのも良いとされています。※宵節句と言います。
両家両親、親しい間柄の方々を招き、料理をふるまいます。
端午の節句では、鰤、鰹、筍、鯉、栗などを頂くことが多いです。
また、柏餅や粽も有名ですね。
邪気払いの菖蒲(しょうぶ)
端午の節句では菖蒲も大切なものとなります。菖蒲は邪気、悪鬼を払うといわれています。
家の屋根や軒先にさして魔除けとしたり、菖蒲酒として飲んだりすることが多いです。お酒ではなくお湯の中に入れて菖蒲湯として飲むこともあります。
また、枕の下にしいて菖蒲枕とする風習もありますが、どれも悪気を防ぐためにされていた昔からのならわしです。